練習中

私は7〜8年前から書道と華道を習っています。最初は日本料理をやる上で必要だと思って始めたのですが、今では仕事の合間の息抜きになっています(笑)。
芸術は全て繋がっていて共通する所が沢山あり、色彩感覚や盛り付けの際に大変役立っています。

普段は学生の時に習ったような、所謂「お習字」を書いていますが、毎年秋になると近代詩文書の作品を書きます。近代詩文書というのは、現代の詩や文を漢字や仮名の書体によって書かれた書の事です。
いつもの筆遣いとは違い、筆を寝かせたり手首をスナップさせるようにして書くので慣れるまで少々時間がかかります・・中々思うように書けない時はもどかしく感じる事もありますが、下手なりに限られた時間でベストを尽くせるよう、仕事が終わってから余裕がある時は、部屋で練習しています。

今年は工藤直子さんの詩集「のはらうた」から選びました。

すくすくの くさ
ぽかぽかの おひさま
ひるねのできる
そよそよの こかげ
・・・
それだけあれば
ぼくの いちにちは
せかいいち

何て可愛らしくて素敵な詩なんでしょう・・それだけあれば世界一、と思えるのが本当に素晴らしい!逆に、現代社会は物が溢れ、過剰なサービス、パソコンやスマホで簡単に得られる情報・・そんな便利すぎる世の中が当たり前になっていて、それでも飽き足らず不平不満を漏らす・・どこまで人間は欲深いのだろう、なんて考えさせられたりもします。
とっても可愛らしい詩なので、可愛らしく書くよう心がけて練習しています。

ちなみに当店では拙作、もしくは先生の作品を飾っています。また機会があればUPしようと思います。